この世はすべて自分の映し鏡

日々思ったこと、過去の出来事等書いてます。

いじめは犯罪

いじめによる自殺のニュースを見るたびに胸が痛みます。
親にとって子供の死というは特に悲しい出来事だと思いますが、
その中でいじめによる自死ということは、親にとって、
本当に想像以上に辛く、
悲しい事だと一人の親として思います。

大津いじめ自殺、元同級生の賠償確定…父「息子は大きな問題を社会に知らしめた」 : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン

いじめ自殺による賠償確定というニュースを目にしました。

 

裁判で論争になる
「遊びや喧嘩の範囲で因果関係はない」という事がありますが、
人が死んだだという事実
もし自分がそんなつもりでなくても、
死んでしまったら、関係ないじゃすまない。
その事実を受け止めなくてはいけない。
裁判になって罪に問われて、
事の重大さに怖くなって、
正常な考えもできなくなり、
自分をかばいたくなるかもしれない。

でも、考えてほしい。

何がどうであれ亡くなってしまった。ということ。

今まで、無罪になるケースも多かったんだろうな。
と思います。
そして難しい問題ではあると思います。
でも、今回は、それが認められ、
いじめは犯罪
ということに繋がり、良かったと思う。

同じ言葉を言われても、人によってどう感じるか、違うように。
自分はそんなつもりはなくても、
相手がどう感じるのか、感じているのか。
自分じゃないということ。
じぶんだったら…は通用しない。

息子はいじられキャラであったので、
親の自分の方が、とても敏感になってしまっていた時期があった。
それこそ、息子が深く傷ついていたとしても、
他の皆は、ただからかっていただけ。
面白いからって事で悪気はなく、
ましてや傷つけているとは思ってない。

基本、子供は子供の世界で解決出来ると思っているから、
いじられていても、それが嫌なら対応して、
強くならなくてはいけないと、
「頑張れ」と思っていた。

子供によって、対応も違うかもしれないし、
私もこれであっていたかは、わからないところも正直ある。
でも今となると、本当は他のお母さんとのトラブルを避けたかっただけなのだと思う。
基本嫌な事があっても、息子は言わない子だったので、
あまりにおかしいときは、帰り道こっそり影から見ていた事もあった。
明らかに仲間外れされてるな。って場面も見て、
本当に辛かったこともあった。
その場面を自分が目撃して、その事を息子に話しても、
息子はにごして話した。
小学一年生だったけど。

自分なりに考えた息子は、同じ一人で登校している子と行くようになって、
その子のバックとか持ってあげているのを度々見たので、
「それはどうなの?」って聞いてみた。
すると、
「僕が持ちたいだけだから、持っているんだよ。」
と答えた。
これは本当の事だと思う。
自己肯定感が低くなってしまった息子は、自分が何か特別な事をしないと、
一緒に行ってもらえないんだって思ったんだと思う。
小1なのに...。

 

なにか事があった時に、親が子供にそのことについて問うと思う。
その時に息子は、相手を悪く言うことはなかった。
自分も悪いからと。言っていた。
私は感情的になってしまいがちであったが、
今になってこの事をよく考えると合っている。と思う。
自分という存在が影響している。という事では。
ここに感情が入るから、なかなか客観的に視られず、
事実が歪曲していって、
そして親(大人)が入ると、余計ややこしくなってしまったりもする。

まあ結局は自分のコミュ障のせいだ。
今にして思えば、他のママさんたちは、子供が一人にならないように、
一緒に行かせようとかそういう算段をしていたり、
子供がうまく出来ない分フォローに回ったりしていたりもしていた。
全然一人で平気だよって子供は良いのだか、うちの子は
人が好き、皆でワイワイ行きたいってタイプだったので、
余計辛かったと思う。
でも、当時は本当に仲良くなれば一緒に帰ってくるだろうって
思っていたのだが、低学年の内はそういうわけでもなかったのだった。

息子が一年生の時、
ママ友からうちの息子が、女の子の呼び名で呼ばれているよ。
ということを聞いた。
もともといじられキャラだったから、この事は余計輪をかけた。

でも、そのママ友さんに教えてもらえるまで、気が付かなかった。
本当に教えてくれてありがとう。

2者面談の時に先生に聞いてみると、
すぐに泣くので、そんなにすぐ泣く子は女の子だ。
ということで女の子の名前で呼んでいた。
強くなってほしいという意味で決して悪気はあったわけではなく悪かったと....。

でも、1年生ぐらいのときの先生の周りへの影響力は半端なく、
それによって息子の自己肯定感はますます低くなってしまう...。
まだまだ皆も、幼い時期だから悪気はないし。
でもこれは、ママ友のおかげで対応できたので良かった。

 

 

          f:id:whitemirror:20210126161535p:plain

でも、そんな息子も強くなり、息子自身の性格が理解され、
学年が上がるにつれて本当の友達も出来始めた。

仲間はずれをみたり、されてきた息子は人の痛みが分かる子になってくれた。と思う。
あるお友達から
「〇〇のお母さん、世界中が○○くんだったら世界が平和になるよね」
と言われたことがあった。
とても嬉しかった。
いじられキャラは相変わらずだが、
痛いいじられキャラではなく、
今は愛されいじられキャラになった。
と思う(笑)