この世はすべて自分の映し鏡

日々思ったこと、過去の出来事等書いてます。

自分の体?

私は学生時代、短距離が早い方で、
体育祭のリレー選手に
毎年選ばれていた。

早いと言っても、一番早いわけではなく、
陸上部の部員が一番早く、
その次ぐらいだった。

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だが、そんな感じで
小・中・高校と選手として

選ばれ続けていた。


そのなかで、
今でも印象に残っていることがある。

 


中学2年の運動会の色別対抗リレーの話



まるで羽でも生えているかのように、
体が軽く、


とにかく足が軽く、


もの凄い速さで
走ることが出来、


自分の体ではないように感じた。

背後から追い風を吹かせてくれている
ような感覚。


走りながら、校長先生が、
「あの子、誰ですか?」

という声もききとれた。

歓声も聞こえず、
無音・無の状態で走っている感覚があった。

次の走者にバトンを渡した後、
振り返ると、


後ろの走者とかなりの
差をつけて、
走ってい事も、
わかった。

後にも先にも1回だけの体験であった


よくオリンピック選手や大事な試合で、
いつも以上の力を発揮したり、
いつもと違う事があるのは、

こんな感じ何じゃないか。と。


走り終わったら苦しいのに、
全く苦しくないし、軽いし、
何より心地よい。

観客との一体感も感じたし、
そこだけ別次元のような....?

私は運動部ではないし、
スポーツもやってないし、

たかが運動会のリレーの話なのだが....。

それでも、あの体験は
なんだか誰かが乗り移ったんじゃないか?

というくらい

自分だけど自分じゃないという
不思議な体験であった。